コミュニティーは都内でも有数の高級住宅街にあり、周辺には古くからの大きな屋敷や高級マンションが立ち並び、有名私立大学などの文教施設も充実しています。一軒の屋敷が建っていた広い敷地を相続するにあたって、この由緒ある町並みとの調和と慣れ親しんだこの土地のゆったりとした佇まいを残したいというオーナーの強い要望がありました。

敷地をゲートと垣根で囲い、統一感のある数棟の住宅とレンガ敷きのコモンスペース（共用空地）を配置して１つのコミュニティーを構成しました。このコミュニティーのメンバーは通りに面するオートロックのゲート（門）から出入りします。
コミュニティーのシンボルとなるゲートは、コミュニティー全体のカラースキームに合わせたタイルが貼られ、一軒の屋敷の門を思わせる重厚感を醸し出しています。
目指したのは、マンションの安全性や利便性と一戸建住宅の快適性を兼ね備えた住宅です。

各住人はコミュニティー規約に定められたルールを守らなければなりません。
このルールーは周辺の高級マンションの管理規約にほぼ近いもので、住人の生活環境守る一般的な考えを基本にしています。
ゲートや垣根、樹木などの共用施設は管理法人が一括して管理を行い、将来に亘る機能及び美観を維持します。